先日 BSテレビから ウェルスナビの広告が流れてきたので、この全自動資産運用がどんなものかまとめておきたいと思います。
ウェルスナビは、ロボアドバイザーの中で最も人気があるサービスです。
テレビでは ウェルスナビ株式会社CEOの柴山 和久がサービスについて説明しており、その中で このサービスを立ち上げた理由をお話されてました。
柴山 和久の奥様はアメリカ人で、奥様のご両親(アメリカ人)とお話されてるうちに「同じようなキャリアなのに、自分の両親と10倍も金融資産に差があのはなぜ?」という疑問が生まれたそうです。そこで知った 富裕層向けの資産運用を長期的にできる環境があったからこその「資産運用の差」。「自分の両親も同じような資産運用ができていれば、もう少し裕福な暮らしができていたのに」という想いから、もっと安心で気軽に日本人が資産運用をできるようにと考えて作られたサービスなんですね。
確かに日本では、他国と比べると「お金を働かせる」という意識が低く、せっかく余剰資金があっても 貯金してるだけ という人がまだまだ多いと感じます。
その背景には、今までの日本の環境や教育があり、資産運用の大切さをそもそも知らない人。知っていても 何から手をつければ良いかわからないし、怖いというイメージが先行してしまっている人。が多いのかなと思ってます。
そういう方にとっては有用なサービスで、22万人利用中、預かり資産は3000億円突破というのもうなずけます。
では、詳しくみていきましょう!
ウェルスナビ株式会社 WealthNavi の会社概要
社名 ウェルスナビ株式会社 WealthNavi Inc.
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2884号 資金移動業者 関東財務局長 第00071号
加入協会 日本証券業協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 一般社団法人 日本資金決済業協会
設立年月日 2015年4月28日
役員
代表取締役 柴山 和久
取締役 廣瀬 学
社外取締役 東後 澄人
監査役 榎本 明
監査役 松野 絵里子
監査役 藤本 幸彦
資本金 52億6,045万円(資本剰余金含む)※2020年3月27日現在
住所 〒150-0002東京都渋谷区渋谷2-22-3 渋谷東口ビル9F 地図
事業内容 金融商品取引業
ウェルスナビ株式会社 WealthNavi のサービス内容
WealthNaviとは、ひと言でいうと 「長期・積立・分散」をサポートする全自動の資産運用 です。
長期・積立・分散
・長期間(少なくとも10年以上)
・決まった間隔で(たとえば毎月)同じ金額を
・世界のさまざまな資産に分散して 資産運用をするスタイルです。
世界的にも資産運用の王道とされている「長期・積立・分散」。世界の経済活動に対して分散してコツコツと投資することで、中長期的に世界経済の成長率を上回るリターンを目指す。金融庁も、「リターンの安定した投資を行うには、投資対象のグローバルな分散、投資時期の分散、長期的な保有の3つを組み合わせて活用することが有効である」と述べています。
長期=続けるが資産を増やす
世界経済は、短期的なアップダウンはありながらも、中長期的には成長を続けてきました。一時的にマイナスになっても続けることで確実にプラスになります。
積立=感情に邪魔されず資金を積み上げる
株価や為替相場などの一時的な動きに左右されず、淡々と資金を積み立てられることが、積立投資のメリットです。
分散=リスクを抑えて成長の恩恵を受ける
世界中のさまざまな資産に分散して投資をしておけば、ある資産が価値を下げてもほかの資産については異なる値動きが期待できるため、リスクを効果的に抑えることができます。
世界水準の資産運用をすべて自動で
1.目標金額とリスク許容度の設定
公式HPの6つの質問に答えるだけで リスク許容度を診断し、目標金額からシュミレーション。
2.最適なポートフォリオの自動構築
金融アルゴリズムから、あなたに合った資産の組み合わせ(ポートフォリオ)を自動で構築します。
3.入金
運用資金はリアルタイムで入金可。いつでも出金可(無料)。
4.自動発注
最適な配分で自動で買い付け
5.自動積立
感情に左右されず自動で積立
6.分配金の自動再投資
資産運用によって受け取った分配金は、一定額以上になると 自動で再投資。複利効果で資産を増やす。
7.自動リバランス
ユーザーのポートフォリオを個別・継続的にモニタリングし、バランスが一定以上崩れた場合、また前回のリバランスから半年経過した場合にリバランスを行います。
追加投資や一部出金を行った際には、取引後のポートフォリオが最適な配分に近づくように売買する銘柄や口数を選定し、リバランスの効果を実現します。
8.自動税金最適化(DeTAX)
「譲渡益に対する税負担」を自動的に最適化する機能
ウェルスナビ株式会社 WealthNavi の運用実績
当然ですが、マイナスの時期もあります。特に リーマンショックやチャイナ・ショックの時期に大きな下落がありました。そこで慌てることなく 長期・積立・分散を続けていれば、時間をかけてマイナスを取り戻し また資産は増えていきます。これからも世界経済は上下しながら 中長期的には成長し続けていくでしょう。
ウェルスナビ株式会社 WealthNavi の手数料
WealthNaviの手数料は預かり資産の年率1%※ です。
※ 現金部分を除く、年率・税別。なお、3000万円を超える部分は0.5%(現金部分を除く、年率・税別)
入金・出金・売買手数料や為替手数料などの取引に関するもの・口座開設などは無料です。
その他、年率0.09%~0.13%程度のETF保有コストが必要です。ETFの運用会社がETFの維持管理のために差し引くコストとなります。
ウェルスナビ株式会社 WealthNavi の口コミ
AIが勝手に運用してくれるので初心者・忙しい方にオススメです。アプリで分かりやすく表示されて運用状況が一目で分かります。手数料も諸々込みと考えると他者のものと同等かそれ以下かと思います。
引用:https://pointi.jp/ad_reviews/125408/?sort=fav
損失がやっとなくなったので一旦解約。下の人が言っているように手数料が無駄。自分でやった方が絶対言い。素人はやればいいんじゃない?儲かるとは言わない。
引用:https://kabu-uwasa.com/article/2685/
運用手数料等コストはかかりますが、自分の貯蓄額や収入などを考慮しつつ、プロに長期運用を任せ運用方法を見ることができ勉強になります。物価は確実に上がっていますので、低金利で貯蓄していても資産は確実に目減りしています。
リスクはありますが資産運用の一部を運用してもらうことは今の所正解だったと思っています。本当の結果が出るのは20年後くらいですが、許容できるリスクの範囲内で少しでも資産を増やしたいです。
引用:https://minhyo.jp/wealthnavi
時間が無く数十万程度の余裕資金があるからといって試しでやってみる方が多いと思いますがお勧めできません。投資するならそれなりの時間をかけて勉強することが大事です。ある程度知ったら証券口座を開設し現物株取引などをする方が有意義で利益も得られると思います。余裕資産が沢山あり、様々な資産運用をやっている方が投資手段の1つとしてやるには良いかもしれませんが普通のサラリーマンがとりあえず手を出すには厳しいツールだと言えます。失敗したという人の中には投機という言葉すら知らない人も多い気がするのでやはり丸投げで資産を増やそうなんて馬鹿がやる事です。最低限の知識ある方が自分で良いと判断してやるにはいいんじゃないでしょうか。
引用:https://xn--ccke8cxd9a7d2fqfo800dps3c.net/review/default/review/1/379
口コミ ひと通り目を通してみましたが、相場が良くなれば良い口コミが増え、相場が悪くなれば批判が増える といった感じでした。
ウェルスナビ株式会社 は結局やるべき?
以前検証したTHEOと同じ結論になります。
ここまで読んでいただいたのにスミマセン💦同じロボアドバイザーですので ご了承くださいm(_ _)m
安全性について
ウェルスナビは金融商品取引業者ですので、金融商品取引法により顧客の資産と自己の固有財産を分別して管理する分別管理が義務付けられています。万が一ウェルスナビが経営破綻しても、原則顧客の資産に影響はありません。
やった方が良い人
投資のことがわからない初心者で、これからも自分で勉強して良いものを選んでいく自信のない方は、やっても良いんじゃないでしょうか。初心者でポートフォリオの組み方を失敗するとリスクが高くなってしまいますし、投資のことを学ぶにはそれなりに時間を要するでしょう。
口座を開設する際に、特定口座(源泉徴収あり)を選択すれば、基本的に確定申告を行う必要もありません(※)し、入金さえしておけば 全部自動でやってくれますから、銀行に預けておくくらいならウェルスナビに預けておいても良いのではないでしょうか。
(※) 預けている資金が多い方は、外国税額控除で二重課税分を取り戻してくださいね。(別途、確定申告要)
やらない方が良い人
まず 「損をしたくない」という理由から、マイナスの時期に運用をやめてしまう可能性がある方はやらない方が良いでしょう。そういった感情に左右されず、淡々と運用していけるロボットの利点を活かせません。
そして、ウェルスナビの大きな問題点は下記2つだと思いました。
・手数料が高い
・NISAに対応していない
手数料が高いので、できるなら自分でやった方が良いです。ただ 自分でとなると、買い付けの度にかかる手数料があったり、手続きも面倒です。初心者や仕事が忙しい方でしたら、1%は妥当な手数料かもしれません。
NISAについては、ウェルスナビに限らず 投資一任型ロボアドバイザーは全て対応してませんが、約20%の税金が抑えられないのは大きなマイナスポイントとなります。
NISAを利用しないのは本当に勿体ないです!ある程度の知識は必須ですが、ウェルスナビに頼らず 自分で勉強して 自分でやりましょう!
【訂正】NISAに対応!
ウェルスナビは、2021年2月17日より
日本で初めて NISA(少額投資非課税制度)口座で自動でおまかせの資産運用ができる新機能「おまかせNISA」(https://www.wealthnavi.com/nisa)の提供を開始しました。
※「おまかせNISA」は、一般NISAを利用します
NISA口座で金融商品を購入できるのは同一年において1つの金融機関のみなので
既に 他の金融機関のNISAを利用している場合は、ウェルスナビの「おまかせNISA」との併用できません。
非課税で運用できるようになったのは、大きいですね!
手数料が高いというデメリットは残りますが
ウェルスナビも会社として利益を出していかないと 運営を継続することができませんので
あとはご自身が、手数料を払ってでも丸投げしたいのか?で判断していただければと思います。
個人的には、S&P等の投資信託で積立の方が良いんじゃないかな と思います。
積み立てで注文入れとけば、ほったらかしでOKですしね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!