今回は 「在宅FIRE(クラウドファンディングシステム)」というビジネスを検証します。
どっかで見たことがある気がするにゃん。
「在宅FIRE(クラウドファンディングシステム)」は、本当に稼げるのでしょうか?
どういった特徴で、どんなビジネスモデルなのか 実際に登録して考察してみました。
在宅FIRE(クラウドファンディングシステム)とは?
「在宅FIRE(クラウドファンディングシステム)」とは、クリック&コピペするだけで
500万円の一撃収入と毎月50万円の権利収入が手に入るという在宅ビジネスです。
ビジネスモデルは?
ビジネスモデルはクラウドファンディング物販。
クラウドファンディング物販では、下記のような作業が必要になります。
上記のような大変な作業を、全て代行してくれるとのこと。
どんだけ費用かかるんだろ?
登録検証
登録後に送られてきたリンクに解説動画がついていたので、さっそく視聴してみたところ
なんと資金0円で始められるということで、ノーリスクが謳われていました。
しかも稼げる保証付き。
交渉とか契約とか発送業務まで代行してくれるって
かなりの人件費がかかるから、さすがに0円ってことはないと思うんだよね。
この方がインタビュアーを務めている案件で、ちゃんとしたものを見たことがありません。
具体的な話はありませんでした。
ここまで見てきた感じだと、このオファーって「W収入テンプレプロジェクト」にそっくりなんですよね。
「W収入テンプレプロジェクト」の記事でも書きましたが
クラウドファンディングは、「投資型」「金融型」「購入型」に分けられ
今回の案件は、購入型クラファンに当たります。
購入型クラウドファンディングは、基本的には新商品、もしくは日本に上陸していない商品を
自分で販売元と交渉したうえで、日本で販売する権利を得る というもの。
クラファンで売れた実績をもとに、Amazonや大手量販店などで一般販売することもできます。
一度 大きく儲けて終わりというわけでなく、独占契約を継続しながら 継続的に利益を得ることができるということですね。
クラファンで資金を調達してから仕入れを行えるので、在庫を抱えるリスクがないこと
独占販売のため 価格競争に巻き込まれないということ が大きなメリットといえます。
一方で、膨大になるであろう顧客管理・支援者への発送など 管理面でのコストや手間はかなりのものだと推測します。
というわけで、ビジネスモデル自体にどうこう言うつもりはないのですが
再現性という点において、かなり難しいビジネスであることは明らか。
みんなが欲しがる商品をリサーチして、独占契約を結ぶんですよ?
ちょっと想像しただけで、うまくいかないことの方が多そうですよね?
そういった難しいことを全て代行してくれる
それを一般公募する意味をよく考えた方が良さそうです。
普通は独占するよね
LPや動画内容を鵜呑みにするのは、非常に危険だと感じます。
この案件の安全性を判断する材料として、特商法に基づく表記を確認しておきたいと思います。
「在宅FIRE(クラウドファンディングシステム)」特定商取引法に基づく表記
運営事業者名 小野寺 徹
運営事業者所在地 〒116-0003 東京都荒川区南千住4−7−3
運営事業紹介者名 株式会社Seven stud
運営事業紹介者所在地 〒451-0045 愛知県名古屋市名駅2丁目9–14 第15平松OFFICE3F
連絡先 052-756-3733
運営事業者所在地は、39階建てのマンションになりますので
部屋番号がないと意味がないですね。
そして、運営事業紹介者所在地。
これって「W収入テンプレプロジェクト」の所在地と同じですね。
「W収入テンプレプロジェクト」の時の会社名は、株式会社NATURAL NINE。
さらに言うと、BANKER6 も同じ所在地です。
この住所のフロアって 👇 こんな感じなんですね。
パーテーションで仕切って 全くの別会社が入るというのは、ちょっと考えにくいのかなと思います。
BANKER6 の販売商材で、当ブログで これまでご紹介してきたものはこちら 👇
https://www.money-information.red/?s=BANKER6
いづれも 評判が悪く、詐欺まがいといった口コミばかりのものでした。
小野寺 徹について
今回の仕掛け人として 動画にも登場している小野寺 徹。
調べてみたところ、実在する人物で、クラウドファンディング物販について
Youtube・ブログ・Twitterで発信しています。
いづれもしっかりと運営されている印象で
真っ当に努力されているんだなということがわかります。
やってみるとわかりますが、これだけ発信を続けるって大変なことなんですよ。
そういった意味では評価できますね!
ただフォロワーは少なく、動画もあまりまわっておらず
少し見てみましたが、内容は薄いと感じました。
そして気になったのが、集団訴訟騒ぎになった経歴があること。
アービトラージシステム「ArbiT」50万円を10回分割で購入したものの
LINEでのサポートは3ヶ月で終わってしまい、個人用サイトも閲覧できなくなってしまったようです。
信用するのはちょっと危険かもしれませんね。
「在宅FIRE(クラウドファンディングシステム)」まとめ
こういったオファーを目にした時には、ぜひ
「なぜ 参加者を募っているのか?」を考えてみてください。
まともな案件の場合、それなりの作業が必要になりますし
参加者と販売側がwinwinの関係になることが多いです。
もしくは、リターンがある代わりにリスクがあるとか。
ノーリスクで作業も必要ないのであれば、参加者を募るなんてことはあり得ません。
というか、そんな案件はありません。
「在宅FIRE(クラウドファンディングシステム)」では、初期費用0 を謳ってますが
最終的には高額を要求されることは間違いないでしょう。
大金を払って参加するには、リスクが高過ぎると思うので
少なくとも参加者の声が確認できるまで、参加は控えた方が良さそうです。
下記理由から「在宅FIRE(クラウドファンディングシステム)」は お勧めしません。
・ノーリスクを謳っている
・小野寺 徹が信用できない
・運営事業紹介者が会社名を頻繁に変えている
費用について(1/25追記)
参加費用がわかったので追記しておきます。
在宅FIREオーナーズクラブというコミュニティーに参加するためにかかる費用は、217,800円。
これで全て代行してくれて、本当に結果が出るものなのであれば格安ですが
ちょっと👇を見てください。
必要な交渉、輸入、発送、広告の作業などを全て代行・サポートするコンシェルジュは
別料金ってことですよね?
じゃあ、217,800円払ってもらえるシステムでできることって?
この感じだと、システムでできることは限られていて
コンシェルジュ費用が別途必要になるのではないでしょうか。
いづれにしても、費用分の価値があるのかは甚だ疑問ですので
安易に申し込むのは危険だと思います。