今日は また出金停止の記事です。
最近多い気がするんだけど…コロナに便乗してる?
ゲインスカイの内容を検証したうえで、このまま飛んでしまうのか?を考察してみたいと思います。
公式サイトだけでは何もわからないという状態でしたので、実際に運用されている方のブログ等を元に情報収集しました。
GAINSKY INVESTMENT 会社概要
経営責任者 Robert Bentz
住所 Kurfurstendamm 56 Kurfurstendamm 56, 10707 Berlin, Germany
電話番号 +49(0)30 577 026 148
公式サイト https://gainsky.com
登記情報
所在地 英国領ヴァージン諸島
設立 2018年
登記番号 「1992273」
本土のFCA(金融行為規制機構)よりも、とても簡単に取得できる金融ライセンスです。
中国のオフィス
中国の珠海(ジュハイ)に、オフィスを構えています。
所在地 珠海市香州区九州大道中1009号 2104室
電話番号 +86(0)756 337 0385
会社情報で怪しい点
ゲインスカイをお勧めしているサイトに、ドイツ本社の画像が貼ってあるのですが
なんか見たことある気がする…と思って調べてみたところ。。。
じゃんっ
バーチャルオフィスと契約して画像を提供してもらっているのか
フリー素材を加工して使っているのか
いづれにしても、こんな虚偽のオフィス情報を提供している時点で怪しいと言わざるを得ません。
GAINSKY INVESTMENTとは?
GAINSKY INVESTMENT(ゲインスカイ インベストメント)では、法定通貨だけの取引ではなく
暗号通貨も使った取引となります。
理由は、利益を大きく、リスクを小さくするため。
通常の法定通貨の為替取引は相場が大きく動かないので、レバレッジをかけて運用します。
レバレッジをかけることにより 利益を上げやすい反面、マイナスになった時のリスクも大きいです。
FXはレバレッジのかけすぎによる失敗が多いので、値動きの激しい暗号通貨を使うことで
レバレッジをかけずに運用し、リスク回避できるとのこと。
暗号通貨の値動きの激しさが既にリスクだからね。
手法について
取引は、MT4(メタトレーダー4)を使用したMAM(マム)です。
MAMについては、以前記事にした「EX2PRO」を参照ください。
トレードのスタイルはスキャルピングという方法を利用。
スキャルピングは超短期売買とも言われ、数秒~数分で取引を完了させ、回数をこなすことで利益を積み上げていきます。
チームを選ぶ
ユーザーは下記のチームの中から選択し、20日間運用を任せます。
チーム | リスク | 夜間取引 | 夜間取引 |
---|---|---|---|
赤チーム(イーグル) | 少な目 最大損失3% |
あり | なし |
黄チーム(フラッシュライト) | 普通 最大損失5% |
なし | あり |
青チーム(テッド) | 少し高め 最大損失8% |
あり | なし |
20日後に、再度運用を任せるか 出金するか を決めることになります。
報酬について
ゲインスカイは運用による利益だけではなく、キャッシュバックされた手数料をユーザーに還元するというサービスもあるようです。
これを CR(キャンペーンリベート)と呼んでおり、報酬は下記の通り。
MLM案件でもあり、紹介報酬もあります。
この紹介報酬がどこから捻出されているのかは、いくら調べてもわかりませんでした。
取引所は【リーガルコアマーケット】
ゲインスカイが使用している取引所は、リーガルコアマーケットというバヌアツ共和国にあるFX取引所となります。
バヌアツ共和国は、南太平洋にあるタックスヘイブン(租税回避地)の一国です。
ゲインスカイインベストメントは、このリーガルコアマーケットと専属契約を行っており
取引高に応じてキックバックを得られるそうです。
ここで利益を得られる仕組みになっているということですね。
冒頭で述べた通り、ゲインスカイインベストメントは MAMという形式をとっていますので
ユーザーは、リーガルコアマーケットに個人口座を作成。
作成した個人口座に運用金を入金して、ゲインスカイのプロトレーダーに運用してもらうため
ゲインスカイ社は顧客のお金に触れることはできず、持ち逃げ等の不正を行えない仕組みとなっています。
リーガルコアマーケットの会社ページはこちらhttps://rcmfx.com
GAINSKY INVESTMENT(ゲインスカイ インベストメント)出金停止の流れ
2020年11月5日までの出金申請がキャンセル
【理由】リーガルコアがアメリカのライセンスを取得するため?
2020年11月24日 出金停止 公式発表
【理由】KYC(本人確認)導入のため
2020年12月26日 出金再開時期が遅れると公式発表
【理由】RCMFXが人手不足で 2段階承認の作業が大幅に遅延するため
「商品との引換券(何か価値あるものと交換できる引換券)」というのが 仮想通貨におけるトークンの意味に一番近い
ポイントサービスやスタンプカードも、トークンの一部です
保証の義務はなくなりますよね?
ゲインスカイに資金が残っていれば、法の下に取り返せる可能性は残っていると思うので。
GAINSKY INVESTMENT まとめ
出金停止から 数ヶ月経って、再び出金できるようになった事例は これまで1つもないことから
今回の案件も、かなり絶望的と言えるでしょう。
MT4で 取引が見れるとはいえ、これってストリーミングを流す等の方法で 捏造できるらしいのです。
本当に取引している保証はどこにもないですよね。
私が 一番「え⁉」って思ったのは、口座開設と入金です。
なんで GAINSKY INVESTMENT のサイトから口座開設も入金もするんでしょうか?
リーガルコアマーケットに個人口座を作るのであれば、リーガルコアマーケットのHPから口座開設をするのが普通です。
入金もしかり。
同じMAMの 「EX2PRO」も、証券会社の公式HPから口座開設するようになってます。
この 運用サービスのサイトから入金させるという手口をみて、スターリングハウストラストを思い出しました。
まぁ スターリングハウストラストが詐欺というわけではないのですが、安心してお金を預けられないという点では一緒ですね。
他にも Google Trends で検索すると日本からしか検索されていないのも気になります。
これだけ月利が高く、負け知らずなのであれば、投資する人が各国にいてもおかしくないですよね。
日本の会社でもないわけですし。
もうひとつ、ゲインスカイは 既に破城した PGAや ジュビリエース と運営元が一緒の可能性があります。
というのも、ネームサーバー会社とドメイン会社が共通している & 出金画面が酷似しているのです。
これを偶然と判断するには無理がある気がします。
ゲインスカイを絶賛するブログも非常に多いですが、紹介報酬があるので当たり前ですよね。
あとはやっぱりオフィス画像ですかね…。
公式なものなのかは定かではないですが、まともな企業であれば 偽装画像が出回ることなんてないと思います。
長々と書きましたが、この案件自体、非常に怪しく
出金できるようになる可能性は限りなくゼロに近いのかな と思います。